糸島くらし×ここのき 福岡県糸島市前原中央3-9-1  092-321-1020

特集
森と生きる

森と生きるということは
森の木々と吐息を交換すること
山からうまれる川の水で田畑を潤すこと
山からうまれる川の水で工場を動かすこと
森で育まれたいのちを食すこと
森で木々を育て使うこと
森の生きものとその場を共有すること
母なる森へ、
赤ん坊の様に眼差しを向けたずねる
頂いてばかりの私たちは何をかえせますか


森からのめぐみ無くして行きられない私たちですが、日々の中で森のめぐみを感じる瞬間というものはあまりありません。つい森との関わりを忘れてしまいます。また、現代は建材などの木材はどこからともなく現れ、近くの山との繋がりを思い起こさせてはくれません。
今一度森との関係を結び直すために、小さな取り組みを始めました。
地元の木を伐り、製材し、加工し、使うこと。

木にまつわるさまざまな人の手を経由する中で、木は新たな役割を得て私たちの暮らしを支えてくれます。そんなものとの暮らしの中で森との関係を思い出し、そして、私たちの意識が森に近づいた時に再び「森と生きること」が始まります。
森と私たちの幸せな関係を小さなことからゆっくりと育てていきたいのです。

森づくりの循環

ゆたかな森

国土の約7割が森林におおわれた日本では、古くから木を育て、生活の中に使うことで、森と共に生きてきました。
一昔前までは、小さな生活道具から燃料、家具、建築に至るまで、身近に手に入る木で何でも作られていました。また、木の実や山菜、キノコなど森から豊かな恵みを頂くと同時に、多様な生き物との共生を続けてきました。
よく「山(森)が荒れている」と言われますが、それはどのような状況なのでしょう。「ゆたかな森(山)」とはどんなものだと思いますか?
いろいろな考え方がありますが、わたしは、 人の植林した木のためだけの畑と化し、ほかの生きものの気配のしない山や森を「荒れている状態」 人が植えた植えないに限らす、多種多様な植物や動物がともに暮らす山や森を「ゆたかな森(山)」と考えています。

共存

枝打ちや干ばつなどの手入れをすることで、森に光が入り、ほかの植物が育つことができます、杉や桧の葉は分解されにくいのですが、ほかの植物が育つことで、腐葉土ができます。微生物が活発に動き、昆虫、他の生きものの餌になります。鳥や小動物などを育むことのできる森になります。
たくさんの生きものがいることで土はふかふかになり、雨をたっぷりと地中に蓄えることができます。
日本で工業が栄えたのはたくさんの水が確保できたからだと言われていますが、その水は森が蓄えてくれていたのです。
便利で都会的な暮らしを維持していくためにも、ゆたかな森を取り戻すことが必要なのだと思います。

現状

煮炊きや暖房に利用していた薪や炭は石油など化石燃料に、 落ち葉などの堆肥は化学肥料に置き換わり、 木の家はコンクリートに置き換わり、 海外からの輸入材が増え、日本の木(=国産材)の利用量が減ったため、 人の手が入らなくなった森林は放置され、“森との共存”も崩れつつあります。

木を利用することは、森づくりにつながる。

ゆたかな森を育てていくために、戦後大量に植えられ、ほどよく育った木々を利用、活用することで、森の手入れをする人を経済的に支えることができ、 森が生き返るきっかけになります。
小さな事でも、楽しみながら森と生きるアクションを今。

毎日の生活の中に木のぬくもりを

暮らしの道具に木の製品を使うことで、「香り」や「触り心地」といった、木の温もりのある生活空間をつくることができます。
木にふれることで、豊かな感性と想像力が育まれます。

糸島材を使った木工製品ができるまで

伐る人(林研ワークス・山本木材)

林業地ではない糸島では戦後の拡大造林で植えられた杉桧のほとんどがそのまま育ち、今樹齢50年~60年を迎えています。間伐されず手入れの行き届かない森には光が入らないためその他の植物が育ちにくくなっています。 元気な森は杉桧とともに、中低木、草花など多様な植物が育ちます。杉桧の葉は分解されづらく腐葉土になりにくいのですが、植生が多様になることで土が豊かになります。また、多様な植物は多様な動物の食料にもなります。間伐をして光が入るようになった森には命があふれるのです。


貯木場(伊都山燦)

糸島では数年前まで間伐した木のほとんどは山に放置され使われていませんでした。間伐した木を欲しい人へ届ける流通を作るため2013年に糸島市内に「伊都山燦」という貯木場ができました。


製材所(小川製材所・堀田製材所)

丸太を製材して板や柱に加工し、木工家や大工へ引き継ぐ仕事です。製材所も経済の大きな流れの中、拡大化オートメーション化されており、小さな製材所は少なくなっています。木は1本1本性質が違います。それを見極め、作り手の希望に応える製材をしてくれる小さな腕のいい製材所はとても大切な存在です。


つくるひとへ

つかうひとへ

糸島材を使った木工製品

【いとしまの木】糸島の杉・桧→糸島で製材、加工→糸島から発送

杉の木クラフト

うるしの木の葉皿と丸盆

杉の軽さ、色味、木目の美しさを生かした機能的なお皿です。 杉は人が植え、育ててきた木です。日本固有の種で軽くて温かくて、ほのか に良い香りがします。その杉の角材を漆や小麦粉、ミルクカゼイン、ニカワ 等で接着し、やわらかな木肌を浮きたたせ、湿気で固まるという漆の樹液(生 漆)をたっぷり染み込ませています。自然環境に負担をかけないものづくり は手間がかかり、材料も高価なものが多いですが、作業の一つ一つは気持ち のいいものです。水、油、熱にも耐える実用的な器ですので、日常の生活道 具として気持よくお使いいただけます。


木工家具のアコーデオン

CAN STOOL

再利用のペール缶と、座面と取っ手に糸島の杉を使用した持ち運べる収納&スツールです。アウトドア、ガレージ、キッチン、玄関、ガーデニングなど使い方はさまざま。また、ステッカーやステンシルなどでカスタマイズしてお楽しみいただけます。木部はオイル仕上げ、缶はラッカー仕上げです。木部は天然オイル塗料やオリーブオイル等でお手入れしていただけます。缶のキズは錆の原因になりますので同色もしくは透明のラッカー塗料での補修をお勧めいたします。屋外に置いたままにしないでください。座面が濡れたまま座ると色移りする場合があります。缶の中は良く洗っていますが、小さなお子さんが口に入れるものや食品を直接いれるのはお勧めしません。


ここのき

糸島ひのきの一寸つみき

30 個入り ( 立方体、台形、直方体の3種類、各 10 個 )。 大きさ、重さがちょうど良く、小さいうちはもちろんですが、中学生になっ ても、また大人も楽しめる積み木です。遊んだあとはオブジェとして飾っておくのもいいでしょう。大きさは「寸」という日本で使われていた単位を基本にしています。赤ちゃんの手にも馴染みやすい大きさです。無塗装です。切りっぱなしなので木口が毛羽だっています。サンドペーパーをお付けしていますので、ヒノキの香りを楽しみながら磨いて仕上げてください。帆布の袋をお付けしました。袋の口を外側に曲げると口が開いたまま自立するので片付けやすく、お出かけの時には口をたたんでゴムで止めてお持ちください。


木工房 moqu cOmo

森のポット

杉の丸太をチェーンソーで加工した植木鉢です。森のなかで製作しているので大きな機械やエネルギーを必要としません。また製作工程ででる木くずを直接土にかえせるので廃棄物が出ません。材料となる木は細く成長の遅い間伐の対象となる木です。 「森のポットの製作」=「森の手入れ」です。 保湿性に優れ、通気も良いので、植物にとって良い環境のポットです。塗装などの加工をしていないので割れたり、皮が剥げたり、朽ちたり、虫が出てきたりする可能性があります。 まれにカミキリムシの幼虫が産み付けられている場合があります。皮と身の間を食べて成長します。皮が剥げてくる場合は全部剥いでしまって幼虫をだしてしまえば大丈夫です。