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お問い合わせ
info@coconoki.com
お電話 092-321-1020
火曜日はお休みです。
実店舗について

糸島市前原中央3-9-1
営業時間10:00-18:00
火曜定休

糸島のつくり手
工房 雲

PROFILE
小野寺幸裕

ひとつの器から楽しい食卓がひろがるように
工房 雲としての商品もしっかりとつくりながら、ほかの作家とのコラボや依頼されたものをつくるのも得意。職人肌でありながら、作家としての探究もおこたらない。木工以外にもモノづくりのいろんな分野に興味があり、知識も深く会話がどんどん広がる。

STORY
雲のように
使い手が意味をつける


2018年10月

みるみると移り変わる、空に浮かぶ雲。 雲自体に意図はなくとも、不定形な雲を 見上げる人が各々「ドーナツみたい」「鳥みたい」などと、自由気ままに意味をつけます。
雲が好きだからこの工房名にしたという「工房 雲」の小野寺幸裕さん。
大切にしているのは、使い手にとっての意味。
見る人が雲に意味づけするように、 あくまで使い手にとって使いやすい形をつくることを大切にしています。
一口に使い手目線と言っても、小野寺さんは「好き」「楽しい」という使い手の 気持ちにも価値を置き、遊び心を大切にしているところが印象的です。
たとえば、 お箸にはさまざまな樹種が使われ、種名も表示しています。それは「この木はどんな木なんだろう」と考える楽しみも、 使い手の楽しさのひとつだから。
それは まさに「雲」の楽しみ方のよう。 小野寺さん自身は「立っている木はわからないけれど、板になれば木の種類がわかる」と笑います。
お客さんから聞かれ るからと木の種類について調べることも多いそうで、最近では名前の由来が面白かったと教えてくれました。
生きた状態の木のことはわからないと言っても、そこは木を使う人。やはり森のことを深く考えてもいます。
木は大切な素材であり、森はその素材を生み出してくれる場。
小野寺さんは小野寺さんの 立場から、使い手となる多くの人に、木にふれる喜びやその価値を伝えています。端材やかんなくずなども、大切な木の一部。
小野寺さんの工房ではそれらがゴミにはならないと言います。
近くの牧場で かんなくずを引き取って活用してくれたり、必要な人が端材を薪として引き取ってくれたりしています。
以前はかんなくずを砂場のようにして遊んでくれる子どもまでいたんだとか。
そんなさまざまな「使ってくれる人」とのつながりのおかげで、「もったいない」という気持ちに ならないのがうれしいところです。

糸島では多くのつくり手同士もつながっています。それぞれに個性があり、得意なことも苦手なことも違うところがおもしろいのだと言います。
作品づくりでうまくいかないことがあると、隣の工房に行って道具を借りて、使い方を教わることもあるとか。もちろん逆に、小野寺さんの技術が他のつくり手にとって助けになることもあります。
森との距離感はつくり手によってさまざま。ただ、それぞれがつながり合いながら木に関わっているということに、大きな意味がありそうです。

LINE UP
木のうつわ

LINE UP
木のカトラリー


手触りも口当たりも軽やかで優しい木のカトラリー。スプーンは削りあとを残し、やさしい感じに仕上がっています。スープスプーン、カレースプーン、デザートスプーン、フォーク、バターナイフ、ジャムスプーンなど。少しずつ揃えていくのも楽しい。

LINE UP
木のキッチンツール


贈って喜ばれる木の台所の道具。フライパンを傷つけない木のフライがえし、お菓子作りにも活躍する料理へら、日本の台所に欠かせない杓文字。手に馴染むよう、細部にまでこだわって、作られています。

茶さじ

おいしいお茶を飲むための道具
国産の材で作られた茶さじです。 柄の部分がほんの少し反っていて、指当たりがやさしく実用的なかたち。こんなに小さいのに使う人のことを考えて作られています。 ひと掬いおよそ4g。一人分の茶葉は3〜5gですので、あとはお好みで加減してください。 茶筒に入れっぱなしにしておける小さなサイズなので、お茶の種類ごとにいくつか持っておくのもいいですね。

サーバースプーン

食卓でも台所でも
国産の木で作られたサーバースプーンです。 大皿料理を取り分けたり、盛り付けに使ったり、食卓でも台所でも幅広く使えます。 ちょっと小ぶりなサイズ感は食卓で器と合わせても邪魔になりません。また、金属のものより食器を傷つけにくく安心して使えます。 すくう部分に残した削り跡の素朴な雰囲気も素敵です。 日々の食卓からおもてなしまで、さまざまなシーンで使ってください。

木工職人 陶芸家 菓子職人 食のつくり手 農家 衣のつくり手 小物作家 作家、歌手、デザイン