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お問い合わせ
info@coconoki.com
お電話 092-321-1020
火曜日はお休みです。
実店舗について

糸島市前原中央3-9-1
営業時間10:00-18:00
火曜定休

糸島のつくり手
惣菜畑がんこ

PROFILE
柚木 マスミ

 

地産地消の惣菜屋
自分で、また近くの農家さんが丹精込めて育てた食材を使って、愛情をたっぷりに入れてつくります。また、その取り組みが評価され、第20回食アメニティコンテストで「農林水産大臣賞」を受賞しました。

STORY
つくり手を訪ねて

加布里神社前の信号を南に行った所に、通称「がんこさん」として親しまれている柚木マスミさんが構える地産地消の総菜屋「惣菜畑がんこ」があります。がんこさんの代表的な商品と言えば、「糸島金山寺納豆」。ここのきのお店に来て下さるお客様の中でもリピータが多く、人気商品の一つです。今回は、その工房へお邪魔して、お話を伺いました。

【今までの歩み】

24歳で結婚し、30歳を過ぎてから家業であった農業を本格的に開始したのが、がんこさんの始まり。当時は、みかん山で手伝いに来てくれる方々と大釜を囲んで食べるのが何より楽しかったと懐かしそうに話をしてくれました。

当時安価だったみかんをどうにか販売できないかと考え、みかんジュースへ加工。それを販売する為、連日ダイエーやベスト電機へ行き販売。それまでイベント出店をした事が無かったけれど、一緒に出店していたテキ屋の方に販売方法を教わったそうです。
そして、ジュースは人気で連日完売。その状況を見て、違うイベントへ出店の誘いが来て、回数を重ねていったそうです。「あの頃は、若かったから出来たのよ。」と昔を振り返りながら話をしてくれました。

そういう経験を繰り返しながら、本格的に経営の知識を増やさなければと思い、東京で行われた女性企業セミナーへ参加。参加してみたものの、セミナーの内容がほとんど理解出来なかったという。次は、きちんと数字の勉強をしたいと思い、セミナーに参加。が、またまた内容の意味は分からなかったという。振り返りが出来るよう、ノートにメモを取り、セミナーで習った事を読み返す。そうしていくうちに、段々分かるようになってきた。そういう積み重ねが、今に繫がっているそうです。

【きっかけ】

初めは、「農家レストラン」をしたかったというがんこさん。
しかし、考えていくうちに、地元で取れた野菜を使った惣菜屋をやろうと思うようになったのが「惣菜畑がんこ」の始まり。
そして、そこで誕生したのが、糸島金山寺納豆。レシピは、他の人から頂いたものだけれど、納豆は、「百姓屋」、醤油と麹は「ミツル醤油醸造元」、人参は「伊都菜彩」、みりんと昆布はJAから購入したものをそれぞれ使用している。ご自身がJA女性部役員だった事もあり、JA商品を使用したいという気持ちと、地元のものを応援する気持ちから、この商品は構成されています。

【こだわり】

ここで、がんこさんが大事にしている事について聞いていました。

「1人で100商品つくるのは難しいので、1つの商品に100人のファンを作る事を大切に、商品を作り、販売している。」

もともと負けず嫌いで、NO.1を目指していたがんこさん。ある時、参加したセミナーで「NO.1はいつかどこかで抜かれる。ONLY ONEは自分磨きから始まる。これからは、自分のファンをたくさんつくりなさい。」と言われた事が心に残り、自分にしか出来ない味、出来ない事へ力を注ぐようになったと話をしてくれました。


【名前の由来】
実は、「がんこ南瓜」という名前の南瓜が存在します。その名前がおもしろいと思った事から、がんこさん自身がこの南瓜を作り始め、それからこの名前をとって、屋号にも使用したとの事。実際に、がんこ=頑固という意味もあるし、インパクトがある事から、このネーミングを思いついたそうです。

【これから】

がんこさんの商品は、糸島金山寺納豆だけでなく、イベントを通じて繫がった仲間と共に、商品が広がっています。例えば、おき農園の沖祐輔さん。彼の育てた蕪の葉を使用したジェノベーゼ、大根を使用した干し蒸し大根。これから出てくる彼との共同開発商品が楽しみです。

10年後はどうなりたいですか?と尋ねたところ、
「今のまま。縁があって、東京からわざわざ糸島に来て下さる方々がいて、そういう人達が今後も増えていってくれるといいな。そして若い人達と共に、一緒に成長していきたいと思っている。」

インタビュー中も、携帯電話が頻繁に鳴っていて、常にお忙しそうながんこさん。まだまだ成長していきたいというエネルギーが伝わってきたインタビューとなりました。

インタビューと文 前田 綾子
写真 山下 舞
取材日 2014年6月